
『ラブコメ今昔』
有川浩 著 角川書店

ラブコメディの映画をみたいのだけど、どうも、これっていうのがみつからない。
ただただ、楽しい気分になりたいだけなんだけど。
で、こちらの本を読んでみることにしました。
以前読んだ
『クジラの彼』がとても楽しい恋愛小説だったので。
やはり、題材は「自衛官の恋」で、
『クジラの彼』と比べると今回は登場する女性が少しパワーダウンしている気もしたけれど、
一生懸命さ、というか、ひたむきさ、みたいな所は変わらず
さ〜っと読めてしまう簡易な文章も心地よく、読後、楽しさだけが残る本でした。
私は、こんな可愛らしい恋愛を身近に感じるほどには若くない。
「若くない」なんて言葉、使いたくないけれど、ま、事実だし。
でも、なんで、こんなにラブコメがすきなんだろう。
映画でもドラマでも本でも漫画でも。
はたからみれば、馬鹿馬鹿しいくらい小さなことで悩んだり怒ったり笑ったり泣いたり。
くだらないって一蹴できてしまいそうなものなのに。
感情の浮き沈みはまだ子供のままなのに
表現部分だけ上手に?隠せるようになってしまっているのかな。
ネガティブな感情ばかり表に出して共感を求めようとしてみるくせに
喜びとか楽しさとかは心の中にしまって一人でひっそりほくそえんでいる、
そんな寂しい大人になっているんじゃないか。
ラブコメに出てくる人物のストレートさがうらやましいのかもしれないな。
自分の心にしまってあるものを代わりに吐き出してくれているような錯覚が楽しいのかもしれない。
そんなふうに、自問自答しながらラブコメの意味について色々考えるけれど結論はでず。
ただ単純に楽しいってだけで私にとっては、いい本であり、いい作品だ。
おばあちゃんになっても、ラブコメを楽しんでいるかもしれないな。
テーマ : 文学・小説 - ジャンル : 小説・文学
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楽しいラブコメで、至福の時間を味わえましたね。
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